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「手の中で考える」

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 昨日、熱海YOGAの企画で、陶芸のワークショップをやらせていただきました。
 アッコ先生も含めて8人でわいわいにぎやかに、あっという間に時間がすぎてゆきました。
 皆さん思い思いに楽しんでくれたようで幸せな時間でしたよ。

 そんな工房の片隅。
 事前に一冊の本をおいておきました。

 「土泥棒」 山本源太

 僕の敬愛する陶芸家で、詩人でもいらっしゃいます。
 実は少し時間があったら、この本と僕のかかわりをお話したかったのです。
 おひとかた、この本を手にとったようですが、果たして扉に張ってある小さな和紙に気づかれたどうか。

 15年前、どうしても作品とご本人に会いたくて、飛行機とレンタカーで5時間、福岡の山奥まで足を運んだのでした。
 ようやくお会いできたその方は、僕とじっくりかかわってくれました。
 どうにか器を選んだ後に、目に留まったのがこの本でした。
 なんとなく予感がして、ろくに中身も拝見せずに「これもください」と差し出すと、源太さんはおもむろにすずりを摺って、和紙を小さくちぎり、小筆でなにやら書いています。

 「手の中で考える」

 そのときはその意図するところがわからず、御礼を言って帰ってきました。

 でも、今はその意味がはっきりとわかるのです。この言葉に何度となく励まされてきました。
 ものつくりを始めて10年以上たちますが、自信がなくなったり、迷ったり、落ち込んだりすると、僕はそっとこの本の扉を開き、源太さんが書いてくれたその言葉をつぶやいてみます。

 その言葉の意味するところを皆さんにお話したかったのですが、今回は残念ながら機会を与えられなかったようです。

 またいつかきっとね。
 
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伊東正明

Author:伊東正明
神奈川県湯河原でみかん灰釉の器をつくっています。
作品展の情報や、日々のことをつらつらと書き連ねます。

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