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仕事の相棒 その1  「土」

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 土 泥 粘土 陶土

 いろんな呼び方がありますが、「土」がなければ陶芸家は何も始められません。

 現在は奈良県の土を使用していますが、これを使う前は唐津のはたき土を使っていました。
 ある時突然、その土を使用できなくなりました。土屋さんが廃業してしまったのです。
 狼狽しました。目の前が真っ暗になって、必死に土を探したのを覚えています。

 「別の土を使えばいーじゃん!」と思われるでしょうが、そう簡単ではないのです。
 焼き物は、土が変われば色や質感が全く変わってしまうのです。もちろん、変ってもいいのですが、作品としてお客さんに出せるレベルにまで詰めていくのには時間がかかります。  

 結局、今の土を探して展示会に出せるようになるまで1年半かかりました。今はだいぶこの土の性格がわかり、かなりの仲良しです。

 僕は土の味わいが出た焼き物が好きです。ざらざらしていたり、釉薬の濃淡が見られたり、色が安定していなかったりするものが楽しい。
 最近人気の食器作家とは逆行した雰囲気ですが、土そのものの面白さとか魅力が伝わったらいいなと思って制作しています。

 そして土は、限りある貴重な資源です。削りかすや、焼く前の壊れた作品など、全て再生して使用します。
 大変な重労働で生み出された粘土を、決して無駄にはできないのです。
 
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伊東正明

Author:伊東正明
神奈川県湯河原でみかん灰釉の器をつくっています。
作品展の情報や、日々のことをつらつらと書き連ねます。

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